立憲君主国

立憲君主国 クウェイトは、1962年に制定した憲法に定められた権能を有する首長を元首とし、国民議会を通じて国民の政治参加が認められている、立憲君主国である。

近隣の湾岸諸国に比し、クウェイト国民が享受している政治的自由は最も広範囲にわたっている。首長位はクウェイトの中興の祖である第7代首長ムバーラク アル・サバーハ(在位1896年-1915年)の直系子孫の男子に限られている。

1961年にイギリスの保護から完全独立したクウェイトは他の湾岸諸国に先駆けて1962年11月に憲法を制定した。183条から成る同憲法は主権在民、言論・宗教の自由などを謳った民主的なもので、その概要は次の通りである。